最近アメリカのテレビ版放送で高名な個人投資アドバイザーのDave Ramsey氏が、タイムシェアは投資物件としては適さないという内容のコメントをいたしました。 たしかに通常の不動産物件は長期間保有すれば基本的には値上がりの傾向があります。事実ハワイの不動産物件は、過去数十年の歴史をみると、約15年の期間ではほぼ倍近くにねあがりしています。 タイムシェア物件も不動産物件の一つではありますが、本当に値上がりするのでしょうか? リゾートディベロッパーの営業担当者は、お客様に、将来値上がりが期待できますよ、というようなことをよく言うそうです。 確かに物件の内容によっては希少価値がある物件は値上がりする可能性はあります。しかしそうした物件は数が少ないことも事実です。 リゾートディベロッパーから購入した大部分の物件は、値下がりの傾向にあります。ただしリセールで購入した物件は、最初から3割、4割、場合によっては5割以上安く購入していますので、売却するときも、購入した時点の価格に近い価格で売却できることが多いです。 値下がりする物件を購入する意味はないのでしょうか? たしかに投資物件としては魅力的ではないかもしれません。ただしタイムシェアは、自分の別荘的な感覚でバケーションを楽しむ物件として考えれば大変魅力的なものだとおもいます。 おなじ価値の部屋をホテルとしてレンタルした場合には、おそらく2倍から3倍以上の価格でなければ利用できません。タイムシェアの部屋は大変格安の価格で高級なバケーションを楽しむことができるわけです。バケーションの価値を考えれば、タイムシェアには割安感がありますし、一度タイムシェアを利用したら、ホテルの狭い部屋にもどることは考えにくいと思います。 毎年の管理費が高いという理由でタイムシェアを敬遠される方もおられます。しかし、毎年の管理費で1週間の豪華な部屋を利用できると考えてみてはいかがでしょうか? そう考えれば、管理費は安いものとおもいませんか?具体的には高級ホテルの1泊税込で$500くらいのお部屋でも、タイムシェアでは3倍の広さの2ベッドルームでも年間管理費が$1,500ほどで利用できます。 リセールで購入した物件は資産として所有する、そして毎年管理費の価格で1週間のデラックスバケーションを楽しむ。このように考えればタイムシェアは利用価値が高い物件だとおもいます。 5年、10年して何らかの理由でタイムシェアを利用しなくなった場合には、売却すればいいと思います。売却手数料分は目減りするわけですが、それは何年も利用して減価償却していると考えれば、決して損したことにはならないと思います。 アメリカの2012年のタイムシェア・オーナーの満足度調査の結果によりますと、83%のオーナーはタイムシェアを利用してのバケーションを満喫しているという結果がでております。 (Source: Shared Vacation Ownership Owners Report ? 2012 Edition, prepared by The Research Intelligence Group for the ARDA International Foundation.)。 結論として、積極的にタイムシェアを利用して、豪華なバケーションを楽しみたい方には、おすすめの物件ということになるかと思います。 あなたはどのようにお考えになりますか?