エスクロー(Escrow)の語源はフランス語の巻物「escroue」という言葉が語源で、イギリスにて「権利譲渡証書」の意味で使われていました。これがアメリカで、「安全な中立している第三者に関係書類や代金などを預け、最終手続きが済むまで保管する」という意味になり、現在のエスクロー業者に引き継がれています。
米国ではエスクロー業者を通じての不動産売買が常識です。エスクローを利用すると、買い手、売り手双方にとってお金の安全管理の面だけでも次のようなメリットがございます。
買主にとってのメリット
買い手は登記や名義が変わっていないのに、先に売り手にお金が渡ると不安ですが、エスクローで買い手が送金したお金が保全され、名義が変わった後で初めて売り手にお金が支払われるので安心できます。
売主にとってのメリット
売り手にとっても、お金を受領していないのに先に名義を変えられると不安です。しかし、エスクローに買い手のお金が入金されたことが判明すると安心して名義を変更できます。
日本でも工事施行時の代金の授受について「住宅エスクロー(第三者資金管理)制度」に対する関心が高まっており、 国土交通省も普及に向けて動き出してます。
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